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イーサリアムと成功と淡い恋のお話 オオキマキ編

はるか
Sam Sato

プロローグ

社長室で僕 オオキマキ はMACのエンターキーを打ち部下への指示を終了した。

いまは社長室でゆったりしているが、3年前は僕は仕事の傍らdAppsを作り徹夜を繰り返していた。今の会社はDACを拡張したイーサリアム経済圏ではもう欠かせないプラットフォームを開発している。すでに日本でもトップクラスの仮想通貨会社に育った。

そうだ思い出した。あのころの月曜日の夜が僕の一番大切な時間だった。

サンマリ

この名前を聞くたびに僕の胸は鼓動を大きくする。

 

 

 

~~ 2018年2月某日 ~~

 

くそっ。またバグが。なんでトランザクションが生成できないんだ。ぼくは今日もSolidityと格闘している。Vitalicも罪作りなやつだな。こんな言語使いやがって。

はー。ちょっと疲れたな。キヨスイくんのサロンでもいくか。

あれっ。サンマリさんって人からメンションが。

 

出会い

あっ。この間のDACのプロトタイプためしてくれたんだ。サンマリっておもしろい名前。ありがとうございますと返信。僕はこのあとキヨスイさんと、たのしいdAppsネタで盛り上がりリフレッシュができた。キヨスイさんの引き出しはとても深い。ぜったい勤め人ではないよな。24時間ゲームしてるのではないかな?

ところで、DACとは僕の開発したERC-721のトークンを発行できるすシステムです。革命的な点は誰でも気軽にERC-721の発行を行うことができるんだ。ERC-721というのは超簡単にいうと電子キャラクター。

実際にイーサリアム上で存在するので取引もできる。君が自分の写真をERC-721にして100万円の金額をつけてマーケットにだすことだってできるんだ。買ってもらえるかどうかは君が魅力的かどうかによるけどね。

と僕はその日はデバックはもういいかと思って寝てしまった。

ふと朝起きてなんとなくTwitterをみていたらサンマリさんからコメント。なんか優しい人だな。いろいろ僕のソフトを推してくれる。きっと素敵な人だよね。なんか罪悪感感じるけどTwitterの履歴をみてみようと僕はログを漁ってみた。

なんだなんだこの女子は。dAppsゲームで頭が支配されている。寝ても覚めてもdAppsゲームだよ。おもしろい人がいるもんだ。あれあれはるか先生というやつとのやり取りをみると。。。そうか。旦那さんがいるのか。ふーん。

なんか不機嫌になっている自分がいた。えっ。なんだこの感情は。ぼくには祐子がいるじゃないか。ツイッターで少し仲良くなったくらいで好きになるもんか。ゆーこにLineでもしてご飯でもたべよう。

すれ違い

 

ゆーこは比較的控えめな子だ。でも見た目は少し女教師のようで僕の好みの顔だ。大きな会社で会計をしている。たまたま、その会社のシステム立ち上げにいったときに偶然エレベーターで停止事故が起こり、それがキッカケで遊ぶようになり、気がついたら彼女になっていた。運命の出会いがその後の展開を加速させたのだろう。僕も実はイケメンなのだ。

知的な彼女との会話には政治や海外での事件のことも多くテレビをみない僕にとっては新鮮なことも多い。

ただ、ぼくは一つの悩みを抱えていた。趣味でやっている仮想通貨に関することはどうしても口に出すことができなかった。仮想通貨のことなんか言ったら、とても普通な彼女はヒクのではないだろうか。先日、コインチェックの事件があったので、少しそれについて触れてみたのだが、良くわからないわと違う話題ではぐらかされてしまった。相当嫌いなのかもしれない。

僕はあの事件以降世間の冷たい視線とは反対にどんどんどんどんイーサリアム沼にハマってしまっている。時間があれば僕はイーサリアムのことを考えていたい。いっそのことERC-721に自分がなってもいいとさえ思っていたほどだ。

自分でご飯をさそって話をしているのに、なんかDACの改善案を思い出してしまった。もう海外の戦争の話なんていい。すぐにでもDACの変更に手を付けたい。イーサリアムのことを誰かと話したい。 サンマリ

なんでこの名前が思い浮かぶのだ…

サンマリにはまる

 

ゆーことの食事が終わり僕はつい仕事があって今日はもう帰らなきゃ。嘘をついてわかれてしまった。部屋にもどりDACに手をつけようとしたがどうも気になりTwitterを確認してしまった。

ほんのちょっと前にサンマリさんからのコメントが。僕は急いでサンマリさんにコメントを返した。サンマリさんはうまく行かなくて困っていたことがあったようだ。僕にとっては簡単なことだったので丁寧に回答したところサンマリさんの問題は解決したとても感謝された。なんか舞い上がってしまった。

次の日もサンマリさんとの会話が弾む。いつの間にかDMでのやり取りも頻繁にするようになった。ウオレットアドレスを教えてもらったのがキッカケなのだがなんだかDMで2人きりで行うチャットはとても僕に幸せを感じさせた。

こんなにイーサリアムの会話が弾む女性はサンマリさんしかいないのではないだろうか。

また次の日も盛り上がった。これは恋だ。もう僕は確信した。サンマリさんに会いたい。声が聞きたい。

僕はもう我慢ができなくなってサンマリさんにTwitterのDMで声が聞きたいとお願いした。

彼女の回答は肯定なのか否定なのかぼくは戸惑った

サンマリさんとの逢瀬

月曜日の夜9時から3分間だけオオキマキさんの恋人になってあげる。彼女のいっていることはあまりにも唐突かつ3分間だけとか意味が分からなかった。ウルトラマンじゃないんだから。でも、Line電話でビデオ通話しましょうと言われた僕はもう意味がわからないことなんてどうでもよくなった。次の月曜日が待ち遠しい。

そして月曜日の夜9時、サンマリさんは約束通りビデオ通話をかけてくれた。めちゃんこキレイじゃないか。そして僕はその短い間に他愛も無いイーサイアムの話をした。3分なんてあっという間だ。

でも最後に彼女は言う。ではこれでお別れね。元気でねと。恋人はそこでおしまいだ。

イーサイアムだけでなく昔の青春時代の思い出など3分で多くのことを話ができた。Twitterやキヨスイサロンでもとても楽しいやり取りは続いた。

そんな日々が2ヶ月ほど続いたある日のこと、サンマリさんはなぜか3分経ってもいつもの決め台詞、ではこれでお別れね。をいわない。

僕は戸惑って彼女に訪ねた。彼女は少し悲しげな表情でいった。もう今日で終わりにしましょ。僕はそんな日が来ることがあるだろうことは分かっていたがやはり寂しかった。

私も3分だけの恋人なんて寂しすぎていや。オオキマキさんにも失礼だと思うの。私はどうしょうもない人妻なのよ。。。それから沈黙が続いた。

ゆーことの邂逅

しばらく僕はTwitterもプログラミングもしない日々が続いた。もうなにもかもが虚しい。そんなある日、ゆーこからのLine。今日の夕食を一緒にしないかと。あまり乗り気ではなかったがもう1ヶ月も彼女とはあっていない。もう別れを切り出されてもしょうがないな。僕は一人ぼっちで生きていけばいいんだよな。

ゆーことはなぜか普通に食事をしながら会話をしている。僕はもう吹っ切れていたので最近開発したDACの自慢を難しい言葉を使ってしてしまった。どうせわからないだろうなと思いつつ。

ERC-721トークンを個人で発行してくれている。もう10人以上の人が使っって遊んでくれていることを。iPhoneでマーケットに出品されているはやたさんの黄色いキャラクターとかみせてあげた。

ゆーこは少し驚きながら。えっ。DACってあなたが作っていたの?ERC-721の売買は今日本ではグレーで解釈によっては税金かかってしまう恐れがあるかもねと。

えっ。なになになんでゆーこは。僕はゆーこの仮想通貨に関する理解とトレンドの解釈に驚きを隠せなかった。ゆーこは自分も最近、ALISというメディアで仮想通貨と税制についてまとめているんだとページをみせてくれた。

驚きを隠せない僕は彼女にコインチェックの話をはぐらかしたことについて聞いてみた。彼女は仮想通貨を知っている女なんて少しおかしいかもしれないと思われるのが恥ずかしかったので知らないふりをしたかったとのこと。

DACの進化

その後のことであるがDACはただのトークン発行のみでなく仮想通貨の税制を考慮した商取引を行えるプラットフォームへと進化した。彼女の税制、仮想通貨取引の法的解釈の世界での動きを反映させ、また通貨取引のコアとなる解釈が他のプラットフォームにはない安心感とB2Cビジネスへの適用を可能にした

いま彼女は私の会社の社長兼カレンシーアーキテクトをしている。プラットフォームの独自チェーンのためのコイン発行とICOも彼女が結局仕切ってくれた。ICOで得たイーサイアムで新しい開発にも着手できプラットフォームの開発速度は倍加できたし、貴重な仮想通貨界隈のエンジニアも確保できた。多分僕らは、仮想通貨界のマイクロソフトのような存在になれるだろう。

エンディング

あの2ヶ月のサンマリとの思い出はなんだったのだろう。あの月曜日の夜はまるで七夕のような待ち遠しくも楽しい日々だった。彼女はもうオンラインにはいない。dAppsはまだやっているのかな。DACを使ってくれているといいな。

サンマリ

僕の思い出の人。

おしまい