本日 Lineがオンラインにて今後のdAppsの予定について紹介していましたのでまとめておきましょう。現在2種類のdAppsがリリースされており今後さらに3種類を出して年内をめどに5種類にしていく予定です。
dAppsは仮想通貨上のアプリと理解して問題ないです。Lineの出すdAppsはLineが管理している仮想通貨を使用しているため特にユーザは細かいことを気にせず普通のアプリとして遊べます。
LineのdAppsリリースの予定
参照:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2018/2395
こちらはLineの発表のプレスリリースからの転載です。 WizBallと4CASTの2種類のアプリがリリースされています。年内に右に示された3つのアプリをリリースする予定です。これらのアプリについて簡単に紹介します。
Wizball 知識共有プラットフォーム
こちらはQ&Aサイトです。類似のサイトは過去からありますがこのサイトでは質問者、回答者、そして良い回答や質問に対して投票した人など関係者にポイントが配布されます。ポイント自体は仮想通貨ではありますがLine Pointに交換することができますので実際に金券に近いかたちでの活用もできます。インセンティブのちからがはたらきやすいですね。
4CAST 未来予想プラットフォーム
こちらは予想サイトです。いろいろなことを予想ゲームをしてそれによって報酬がもらえる形態となっています。こちらも仮想通貨のインセンティブが働く構造となっています。これがいま結構稼げると少し話題になっています。いまなら参加者もすくないです。ぜひ参加しましょう。
こちらに説明を掲載しています。
「Pasha」商品レビュープラットフォーム
3.商品レビュープラットフォーム「Pasha」概要 ※2018年 ローンチ予定
「Pasha」は、身の回りにある様々な商品の写真を撮ることでレビュー・検索できるプラットフォームです。調べたい商品の写真を撮るだけで「Pasha」のデータベースから商品情報を検索することができます。データはユーザーが投稿した情報で構成されており、投稿・レビューなどのアクションをしたユーザーには、インセンティブが付与される仕組みとなっております。
参照:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2018/2395
写真でとったものはサーバー上でAIで判定され商品として判別できるようになっています。これによって世界中のあらゆるものに対する評価をPasha上にあつめそれによって各位がそれぞれの商品を検討するときなどに参考になるようなデータベースとして育てようとされています。
「TAPAS」グルメレビュープラットフォーム
「TAPAS」は、日本全国にある飲食店の情報を共有することができるグルメレビュープラットフォームです。ユーザーは、実際にお店に訪れた際の“レシート”をカメラで読み込むことで「評価」「コメント」「写真」などを投稿できるので信頼性の高いレビューとして共有されます。投稿・レビューなどのアクションをしたユーザーには、インセンティブが付与される仕組みとなっております。また、店舗情報や食べたメニューは、レシート読取り時に自動的に反映されます。
参照:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2018/2395
こちらはレストランのレビューサイトとなります。この業態もすでに多くの競合がひしめきあっていますがLineの戦略としてはレシートを読み込むことにより各メニューに対する情報の入力ができるようになり今までの飲食店のレビューサイトより一段掘り下げた料理ごとに対する評価も積極的に集めていくところです。またレシートの読み取りにより入力のハードルを下げる効果も狙っています。
もちろん仮想通貨のインセンティブが強く働くわけですね。
「STEP」ロケーションSNSプラットフォーム
「STEP(仮)」は、レジャーや旅行などで訪れた場所の思い出を共有するSNSプラットフォームです。アップした写真に位置情報とタグを入力することで、旅行の思い出をBOOKとしてまとめることができます。また、そのBOOKを公開すれば、旅行情報として他のユーザーと共有することができ、閲覧されればされるほど、BOOKの評価が上がりインセンティブを受け取ることができます。
参照:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2018/2395
こちらは位置情報をベースとしたSNSという説明でした。このあたりは他のアプリに比べると純粋なSNSでの友人ベースの情報シェアにとどまっています。旅行サイトでの書き込みはもちろんありますがまだまだインセンティブとしては弱そうなので仮想通貨によるインセンティブ力でどこまで情報が集められるのか楽しみです。
Link Tokenの仮想通貨としての側面
仮想通貨の良い面としては実際のトークンの流通は常にチェーンによってその移動が明記される透明性にあります。多くの仮想通貨はその動きをみえるようなサイトを用意し透明性についての明示を行っています。
下記のサイトはLink Tokenにおけるその役割を果たすサイトです。
いろいろなビューがありますがこういった情報をチェーン上に刻むことにより不正がないことを証明するわけです。こういったところに仮想通貨のフレームワークを使う意味合いがでてきます。
韓国発の ICONの技術を導入
下記の記事は先日行われたカンファレンスで明らかにされたことですICONの技術をベースにLineの仮想通貨Linkは動作しています。
ICONは韓国発のプロジェクトでイーサリアムと同様にスマートコントラクトを作り込むことが出来ます。結構有名なプロジェクトですね。韓国のイーサリアムとよばれております。
処理速度をあげるためにLeaf Chainというテクノロジーを導入しているとのこと。
ちなみにですね。上のLINK SCANと比べてください。こちらはICON Trackerです。同じですね。
さいごに
Lineは本気です。日本の組織がこういった形で世界に仮想通貨で活躍するのは嬉しいです。Lineは何度か取り上げています。ぜひ他の記事も覗いてみてください。
Line ブロックチェーン(仮想通貨)でSNSをアップデート
ではでは