この記事執筆後にリニューアルのベーター版が開始されました。こちらのリンクからいけます。お急ぎのかたはこちらから。
ブログスタイルとしてゲーム以外のブロックチェーンのdAppsも結構トラックしています。最近、立て続けに毎日新聞や博報堂といった大手メディア系企業と手を組んだブロックチェーン専業のGaudiyを紹介しておこう。
動きがいいので今後化ける可能性が大ということで取り上げていきます。
プロダクトの共創経済圏を創造する、トークンコミュニティアプリケーション「Gaudiy」
Gaudiyは、企業とユーザを結ぶコミュニケーションサービスを提供しています。目的は企業が、開発したプロダクトをコミュニティとともに改善していくことを目的にしています。
Source: Gaudiyが描く世界「Democracy of Innovation」
サービスのコアとなるアプリの機能として、独自トークン、投げ銭、貢献値、チャンネル、企画などの機能を備えている。これらの機能を用いコミュニティー活動を促進する。
アプリの試用
テスト版が出来上がっており試すことができた。PWAというWebベースではあるんだけどほぼアプリのように使えるリッチな作りになっている方式を採用している。基本的にはWEBサイトへのリンクをスマホに入れておけば快適に使える。
Webのフロントエンドもしっかり作られており動きが滑らかで使いやすさを感じた。現在それぞれのコミュニティーに移動すると下記のアイコンが並んでいる。それをクリックしていく。
- チャット
- 企画
- 保有トークン
- ギフト
- 概要
企画
貢献するとトークンがもらえるよう。運営はトークン量を設定して企画を立ちあげる
プレゼント
参加者は貢献で得たトークンを特典に交換できる。その機能もこのアプリの中に入っている。
Gaudiyのコミュニティーでは特別招待イベントやTシャツが用意されていました。
チャット
もちろんコミュニティといえばチャット機能ですね。チャットの部屋もしっかり用意されていました。チャットはカテゴリー別になっており、定番の自己紹介など複数の部屋が設定されていました。
チャットの中に入るといたって一般的な下部に入力装置の付いた形状のインターフェイスとなっています。
動作を見ながら操作していましたがいたって快適な動作です。このプラットフォームを利用して企画を含む仕掛けをどんどん行なって行っていくことを想定しています。
ちなみに、ベーターは昨年から始まっており何人かのテスターユーザーが登録されていました。Twitterの仮想通貨界隈でよく見る人たちがいましたねw
ブロックチェーンテクノロジー
このプロダクトのベースのテクノロジーはZilliqaを採用しています。Zilliqaは並列化(シャーディング)を当初から組み込んだ高速性を持ちつつ、スマートコントラクト機能も備えています。スマートコントラクト機能がないとdAppsを作成することはできませんのでEthereumかZilliqaかEOSかという中での選択でしょう。
Gaudiy自身もZilliqaに対してとても前向きで日本国内のエンジニアに向けたZilliqaの勉強会なども積極的に行なっています。
この記事ではZilliqaの詳細についてはふれません。Zilliqaについてはこの記事がとても技術的に詳細にまとめられています。
他者との協調関係
博報堂
株式会社Gaudiyと博報堂がブロックチェーンを活用したプロダクト共創プラットフォーム「Gaudiy」上でトークンを介して形成されるコミュニティについての共同研究を開始
博報堂の中にはHAKUHODO Blockchain Initiativeという組織があり仮想通貨などのブロックチェーンベースのトークン系のコミュニィーの研究や解析サービスを行う機関があります。
実際にはトークンコミュニティーやメンバーの状態の可視化を行う解析サービスを行なっています。
source: HAKUHODO press release
コミュニティーの創世を目的とするGaudiyは博報堂とコミュニティーに関する研究を共同で行うことにしたというのが今回のニュース
毎日新聞
毎日新聞 Blockchain Lab.という組織が毎日新聞の中で発足しました。その組織の顧問としてGaudiyの社長さんが参画しています。このLabでは、ブロックチェーンをベースとしたジャーナリズムについて研究を行なっていく組織となります。
プレスリリースより
まとめ
コミュニティー向けのサービスアプリは安定した動作で動きもよく期待がもてます。また他者との協調もスタートしており今後に期待したい。Zilliqaのメインネットのラウンチは2019年1月31日とこの記事の第1刷の執筆の前日であった。これで、下準備は完了しています。あとはGaudiy自身のリリースだけですね。
少し気になるのはDMMもコミュニティー促進のdApps Questを開発しています。こちら記事になります。切り口は多少違うので共生もあるのかもしれませんがこのあたいりもみのがせません。