FOAMは位置特定アプリケーションを仮想通貨のインセンティブを用いて実現しようというプロジェクトです。インセンティブを用いた地図作成とロケーションサービスが中心となり仮想通貨界の地図及びロケーションサービスを担う存在になろうと動いている
初期の頃、僕はGPSとかあるしこんなプロジェクトに意義はあるのかと思ったのですが、仮想通貨の経済圏自体が特定の国家からの非依存を求めているのに国家権力などのコントール下にあるものに依存しているシステムでないものが必要ではないのだろうかと思い、注目を始めた
GPSがあるじゃんと思ったんですが脱国家なクリプトには脱国家なロケーションソリューションが必要だと思い直した。注目していよう。FOAMというプロジェクト。
ETHのお知らせhttps://t.co/e3vjDMYCka
— はるか先生@ICOとdApps Gameをビシバシ教えます (@harukatarotaro) February 13, 2018
仮想通貨の理想を求める一つのピースになるのかもしれないと思いしばらく注目していました。とうとう独自トークンのICOがスタートするというメッセージを本日受けこの機会にこのプロジェクトについて皆様にも知っていただこうと思い筆を取った次第です。
見解
プロジェクトとしてとてもユニークでいまある仮想通貨系のプロジェクトの中では異彩を放っている。一方、あまりHYPEは無く、投資的な観点の色を極力おさえているような感じを受ける。短期での大きな爆発は望めないかもしれない。プロジェクトの理念も高くそういった面で長期的に保持できるなら参加もありだと思われる。
FOAMブロジェクトについて
ではさっそくビデをを紹介しましょう。
今回はこのプロジェクトのミッションと実現することについて簡単に紹介していきます。まず現在マップ並びにGPSを代表とする位置情報サービスをクリプトのちからを使い実現を目指しています。
FOAMのすごいところ
- 地図作成の非中央集権化の実現
- スマートコントラクトに位置情報を導入しやすくする
- 空間インデックスとビジュアライザ
- GPSの置き換えとなるテクノロジー
といったことろが上げられる。類似のプロジェクトは私の知る限りなくこれはとてもユニークな仮想通貨のプロジェクトと言える。その点についてまずはみていこう。
1,地図作成の非中央集権化の実現
Google mapが世界を席巻しています。これは大変便利なことである一方多くの活動の宣言を中央集権的な権力をもつ組織に握られていることになります。内容の改ざんや提供のストップによるリスクは計り知れません。OpenStreetMap(OSM)というプロジェクトはボランティアベースで地図の整備を行っています。ただインセンティブがない状態でり、信頼のあるデータの裏付けを簡易にする機構がありません。
この状態にインセンティブの機構をトークンを活用しテコ入れするのがFOAMです。
2, スマートコントラクトに位置情報を導入しやすくする
Crypto-Spatial Coordinate(CSC)を定義し位置情報とイーサリアムアドレスを関連つけることを行う。これによりイーサリアムのスマートコントラクトに物理的な位置情報をコントラクトの一部として導入できる
3, 空間インデックスとビジュアライザ
オープンソースのWebアプリケーションであるSIVは、(i)ユーザーがCSCを使用してスマートな契約を交わし、理解し、関与し、行動することを可能にし、(ii) FOAMプロトコルの上に構築できる多種多様な分散アプリケーションのうちの1つです。
すでにベータも走っており下記からアクセスできます。ちょっといまイーサリアムが重くて執筆中は確認できてませんがまた確認できたら画面など貼り付けます。上の絵はWPからの借用です。
https://beta.foam.space/welcome
4, GPSの置き換えとなるテクノロジー
Ploof of Locationという仕組みを導入してGPSの代わりとなるようなテクノロジーを提供します。こちらもインセンティブを設けて実際の運用者に益がでるような仕組みを整えます。技術的にも重要度的にもこちらが一番大きな話だと思います。GPSこそ権力者の意のままになるシステムであり、国家非依存を確立する仮想通貨の精神にとっては代替えテクノロジーはとても必要なことだと認識しています。
とまあ詳細は今回は記載しませんでしたが私のポイントだと思うところを列挙させていただきました。詳細について知りたい方向けにホワイトペーパーを完訳しました。こちらからみてみてください。ただ、私もざっと翻訳したのみで間違えなどある可能性もあること。またFOAMのチームに公開許可をもらってないことから鍵を書けています。パスワードは小文字でこのプロジェクトの名前???
プロジェクトの進行具合
- 上記3で示したビジュアライザーのベーターあり
- また外部の開発者向けAPI仕様もここに公開されています
- Mainnetのタイミングは8月中には始まりそうです。
ICOのメトリックス
ICOの詳細についてはこちらのMedium記事が正式情報です。
Announcing the FOAM Token Launch
まず内容をみていきましょう。
販売量
- 販売 30%
- トークン供給補償 25%
- 開発者むけ助成金 10%
- Zone anchors マイニング 35%
で販売量ですがTelegramでの解答を見ると約$24Mの販売を見込んでいます。このプロジェクトはプリセールスは行わないのでこれがすべてのトータルになります。プリがなければこれくらいでもまあありなのかもしれません。ただし、すこしHypeが弱いのでこの市場状況だとちゃんと売れるのか多少心配かな。
予定(US時間だと思われる)
- WL申し込み 7/16 – 7/27
- Token Sales 7/31
WLおよびSales
Token Foundryがホストをされるとうことでこちらで申し込みを進めましょう。使ったこと無いなーと思ったんですがなぜかTwitterはフォローしていました。何だったかな。あまり有名なICOをまだ行ったこともなさそうですが。
Hype
メンバー
- Ryan John King(CEO)
- Kristoffer Josefsson(CTO)
- Katya Zavyalova(CCO)
- Alyssa Wright(OpenStreetMap Consultant and Advisor)
CTOは元Consensysの初期メンバーとのことまた何人かのエンジニアはdApps関連企業を前職にもっていたようです。(WEBからの情報)CEOはこのプロジェクトにて初のブロックチェーンとなります。AdviserのAlyssはOSMのコンサルタントということで地図側のスペシャリストが鎮座しています。若いですがある程度しっかり物事を進められるメンバーを固めているとおもいます。これはすげえというメンバーがいて突出していることはなさそうです。
まとめ
- プロジェクトとしてとてもユニークでいまある仮想通貨系のプロジェクトの中では異彩を放っている。
- 一方、あまりHYPEは無く、投資的な観点の色を極力おさえているような感じを受ける。
- 短期での大きな爆発は望めないかもしれない。プロジェクトの理念も高くそういった面で長期的に保持できるなら参加もありだと思われる
参照