DAPPS(ユーティリティ)

FiNANCiE(フィナンシェ)にみる仮想通貨の活用法

先日リリースされた、新しいサービス FiNANCiE(以後 フィナンシェ)をご存知だろうか?GUMIの国光氏も力を入れて参画しているSNS系のサービスである。

このサービスの中核テクノロジーとしてEthereumのERC20のテクノロジーが使われている。

すでに、フィナンシェのサービス紹介記事は、世の中に多くあろうと思うので、この仮想通貨ブログでは仮想通貨の側面からこのサービスにおける仮想通貨の使い方について考察していこう

そうはいってもフィナンシェを知らない方もいると思うので簡単にサービスの紹介もしていこう。

FiNANCiE(フィナンシェ)とは

フィナンシェは、個人の夢をファンが支援するSNSとして登場した。

自己実現したいゴールを持つ人が、HEROとして自分のカードを発行し、そのカードをファンとなる方が購入することにより金銭的なサポートを得ることができる。

ファンは、取得したカードにより特典の授受や交流をヒーローと行える。また、サポートやコミュニケーションによってヒーローとの密な連携をとれるようにしている。

実際にこのシステムではそういったコミュニティー活動が行えるスペースも確保されている。

カードの初売り出し時はダッチオークション方式を採用し、より多くの資金を持って購入の覚悟を決めた人が有利になる仕組みが整えられている。また、購入後の取引もサイトで可能になっている。

仮想通貨を使用しているカードについて

仮想通貨系のdAppsと呼ばれるアプリケーションでカード発行というとよく使用されるのはNFT(Non Fungible Token)と呼ばれる、各カードに個性を持たせたタイプのトークンである。EthereumでいうとERC721という規格が代表的だ。

一方、今回のフィナンシェではERC20の規格でカードの発行を仮想通貨の仕組みを持って作成している。

ERC20の適用

ERC20は、現実世界の株券や通貨と同じようにそれぞれのカードに特異性はなく何枚もっているかのみが台帳に記録される仕組みとなっている。

あくまで枚数のみの管理なので小数点以下のカウントも発行者が意図すれば可能となる。例えば、BIT COINは 1.234枚購入するということが可能である。今回のフィナンシェでは小数点以下は扱ってなさそうである。

対人取引は行なっていない

購入後のカードの売買についてはシステム内で行える仕組みがある。

株取引や仮想通貨の取引を取引所で行う場合は、売主がいて買い主がいてそれぞれの提示金額がマッチすると、取引が成り立つ相対取引である。

ただ、フィナンシェは違う。

取引はBancorプロトコルを採用したシムテムで取引を行う仕組みが用意されている。簡単にBancorの仕組みを説明すると

  • トークンをプールとしてシステム側に確保しておりいつでも購入できる
  • 需要に合わせてトークンの価格は計算式から自動に計算される
  • 計算された金額でシステム側はトークンを売りたい人から引き受ける

図解するとこうなる

この仕組み自体は仮想通貨のプロジェクトの一つ Bancorが仮想通貨界に持ち込んだ。この考え方のみを取り入れた多くのプロジェクトが登場した。今回のフィナンシェもその一つとなる。それだけ、優れた技術であるといえよう。詳細は下記のBancorの記事を参照されたし。

Bancor Protocolの概要と関連プロジェクトBancor Protocolの名前を最近よく目にするようになりました。以前から注目はしていたのですが話も増えてきたので友人たちと勉強会...

取引の状態は見えるのか?

ERC20を用いているということはその取引の透明性の証明も行なっていきたいという意思でろう。フィナンシェのマーケットプレイスではBancor計算やERC20のトランザクションといった仮想通貨の取引は表面に出ないようにされている。

こちらの図はフィナンシェサイトからの引用である。

Financie Card Token

仮想通貨の界隈にERC20を使用しているということを明言されているので、これは公の取引をメインネットで行なっておりその取引は見えるものと考えていいと考えている。

私以外にこの考えに到達する方は多くいよう。

簡単ではあるがEtherscanにて確認を行なった。その結果、しっかりとメインネットでの存在が確認できる。しかしながらどのトークンがどのHEROのものなのかはわからない。

まとめ

ゲーム以外の仮想通貨、ブロックチェーンの活用については以前から強い興味を持って追っている分野である。フィナンシェは強いサポータもついており、現実社会においても強い影響力及ぼすのではないかと期待している。

特定の個人や有名人が自己のトークンなどを発行し取引できるサービスとして、 VALUTimebankがある。この2つのサービスでは、相対取引による流動性の確保が厳しいトークンもあると思う。

この点にBancorを持ち込み、流動性を確保した点はさすが仮想通貨勢だなと感心しています。

今後の活躍に期待したい。

 

参照、引用