メタップスの佐藤さんが始めた仮想地球プロジェクト 「EXA」がトライアルとしてアプリのリリースを行なった。EXAのアプリでは当初からLight Paperに記述していた仮想地球における鉱物の採掘が可能となる。
EXA プロジェクトとは
EXAは佐藤航陽(さとうかつあき)氏によりはじめられたプロジェクトである。佐藤氏はメタップスの代表で、今年はお金2.0をリリースしベストセラーとなり、佐藤氏自身もこの本によって一般的に知られるようになったと理解している。佐藤氏の経営するメタップスはフィンテックや仮想通貨をビジネスの中心とした企業であり、佐藤氏がブロックチェーンのプロジェクトを運営するのは自然の流れであろう。
EXAのプロジェクトとメタップスは現時点では別の運営を行なっている。さて、EXAについて紹介していこう。
EXAの解決する問題
解決したい問題は大きく資本主義の限界に挑戦するものを掲げている
- 政治の機能不全
- 格差社会の是正
政治の取り巻く環境は複雑化している。問題を解決するはずの政治がその力を発揮することが難しくなっている。一方、大きな問題として格差はどんどん広がっており縮まることは期待できない。
この大きな問題をEXAではユニークなアプローチで解決に導こうとしている
EXAの問題解決アプローチ
EXAは格差の問題を仮想の地球を作ることによって解決しようということこを考えた。仮想の地球はリアルな地球とそっくりであるが、地域の活性度に対して逆相関を持たせている。逆相関とは、リアルな地球のある地域が裕福であれば仮想地球のその地域は貧しい。反対に、リアルな地球で貧しい地域は裕福にする設計である。
この二つの地球で地域格差を最小にし世界の格差を小さくしていこうという取り組みである。地域の裕福度を決める指標として人工衛星から撮影した特定地域の夜中の明るさを採用している。東京都市部は基本的に裕福にはなり得ないわけである。
リリースされたEXAアプリ
今回はiPhoneのアプリのみのリリース。開始にはFacebookのアカウントと電話番号が必要となる。
リリースされたアプリでは実際に自分の現在いる地域で採掘アクションを取れる。現在地はスマートフォンの位置情報から決定。
一度ある箇所で採掘ボタンを押すと定期的に採掘が行われます。この状態で放置し本記事を書いている間に所有する資源が15kに増えていました。
今回のリリースはベーターサイト的な扱いということで実際に仮想通貨を得られるわけではない。また地域は日本国内限定となっている。
ただ、ベーターサイトを盛り上げるため採掘量に応じたランキングの結果により賞金がでるようにコンペが行われる。
iPhoneユーザの方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。こちらからダウンロードできます。
またしばらく遊んでみて感想や発見をお知らせしたいと思う。
では。
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