はじめに
この記事は2018年2月に執筆しています。今月くらいからなんだか爆発的にETHベースのゲームがブームとなりカリスマな人たちも盛んに喧伝しています。なにはともあれ一気にゲームの数が増えた結果の露出アップとなります。
その背景にあるのは ERC721 であると確信しています。ERC721ってのはイーサリアムの開発番号だと思ってもらうといいと思います。正確には Ethereum Request For Comments の略でイーサリアムの開発を進めるディスカッションの721が、すげえ発明なったということです。
下記リンク覗いていみてください。今回の機能開発ストーリそのまんまかいてあります。昨年の秋のできごとですね。ほんとオープンディスカッションですな。
https://github.com/ethereum/eips/issues/721
で本題。
代替え不可能なトークン
ERC271にはタイトルがついています。
ERC: Non-fungible Token Standard #721
代替不可能なトークン
誤解を恐れずに例をつくりましょう。日本円にしましょうか。普通に千円札を友達の千円札と交換してもその価値はまったっく変わらず千円として機能します。ビットコインも同じで先週買ったコインも今日買ったコインも同じ1BTCとして機能します。まあ普通にお金ですね。
お札 ⇔ お札
で 代替不可能なトークンの実例ですが、コンサートのチケットとか想像してください。1万円で買うことができます。でも交換した瞬間にそれを持っていってもセブンイレブンではお買い物はできません。でもそのチケットはある一定の価値を持ちます。まああとすでに有名なイーサエモンのキャラもそうですよね。あれでICOの応募はできないですがイケダハヤトさんのいうように0.1ETHで買ったものはそのうち1ETHくらいで売れるかもしれないです。まさにプレミアムチケット。
お札 ⇒ コンサートのチケット
お札 ⇐?コンサートのチケット
でこれを実現している方法なんですが意外に簡単です。メタデータを含んだトークンをイーサリアム上で扱えるようにしたのですよ。なんとこれだけでイーサリアムはさらにその存在感を強めるのだと思うと感慨深いです。もちろん私はイーサリアム贔屓です。
メタデータ
メタデータって理系ぽい言葉なので補足しておくと例えばですねある曲があると(タイトル、作曲家、作詞家、歌い手)とかそのデータの持つ特徴を示す情報と思えばいいでしょう。コインにこの属性をもたせると個性あるモノになるんですね。
なんかICOでバンバンでている他の通貨でも同じようなこと考えていたような気がするのですが王者イーサリアムが搭載するのが正義なんですね。だから誰も勝てない。私は常々思っているのですがこんなにみんながウオレットを持っている通貨ないですよ。取引所の口座ではないですよ。ERC20対応のウオレットってエアドロップゲットするために必要なのできっとこの数ヶ月でバカほど増えたと思うんですよね。
まあ話は戻りますがということでメタデータが交換するデータの個性を作成し価値の想像をし得るデータと相成ったわけです。
イーサエモンについて
と書いていたら満足していたんですが、タイトルにイーサエモンって書いていたわと思い出しました。イーサエモンもイーサリアム上のブロックチェーン上での取引をするので実はそのコントラクトの中身ってのはすべて公開情報になっています。見つけ方は簡単で(これいつもで使えるからメモですよ) グーグルで ”Etheremon GitHub” これで検索してください。何かでてもこの検索方法でソースコードに多くの場合たどり着けます。
ここから詳細解説します。と言おうとおもったけど、いらないだろうし。僕もそんな時間もないのでちょっとだけ。下記がググってーたどり着くイーサエモンのソースコードです
https://github.com/etheremon/smartcontract
でこの中のソースコードの中に下記の記載があります。
これがみなさんのモンスターのデータすね。クラスがモンスターの種類でObjがあなたの持っているモンスターの個性データですね。
でバトルとかモンスターを買うとかいうのはコントラクトを実行しているんですよ。下記はその例です。これはモンスターを見つけるやつですね。
https://etherscan.io/address/0x1fc7bd85293f3982f40d52698df8d26be89360d6#readContract
catch Monster 契約結んだわけですね。これは。
参照ページ
[pz-linkcard-auto-replace url="https://github.com/ethereum/eips/issues/721"] [pz-linkcard-auto-replace url="https://medium.com/crypto-currently/the-anatomy-of-erc721-e9db77abfc24"]https://medium.com/blockchain-research-institute/erc721%E3%81%A8%E3%81%AF-38e80ea2b328