クリプトゲームの土地売買に思うこと
こんにちは。はるか先生です
いま話題のマイクリプトヒーロー(以後 MCH)からこんな話が飛び出してきた。
500ETH でランドをまるごと売ります
MCHのTwitterが告知がされ、公式ブログで詳細が説明されている。
参照: [announcement] 今後の実装スケジュール(1月25日 更新)
MCHの破格の土地売買
500ETHというとおよそ今のETHの価格から推定すると550万円ほどの金額になる。この販売は実際には大口顧客向けのバルクセール(まとめ売り)の商品。
ちなみにこのランドは4個販売予定である。トータルでランドは9個用意するということなのでおよそ半分弱の土地である。
MCHのビジネスモデルが美味しいとおもったらちょっと多めにお金払ってビジネスしてみないというオファーでしょう。マンションの一棟売りみたいなもの。
ただ、MCHも思いつきや調子がいいので土地を販売しますと言い出した訳ではない。元々のゲームのロードマップで宣言されていたことだ。
参照: MCH公式ブログ [system] MCHのエコシステム
当初の予定から仕様は変更があるようで、詳細は2月8日に発表とのことである。Twitterで発表後の反響を見ていると、ブロックチェーンゲーマたちが盛り上がっており、一部500ETHのランドを共同購入しようかという話も出ている。
実際には個人向けの販売もランド丸ごとセール後にあるので頑張って共同購入の話に乗る必要はないと思う。なにやら詐欺的な話も出ているようでMCHの公式Twitterでも注意を呼びかけている。
ブロックチェーンゲームの土地販売
これまで行われてきた土地販売についても見直してみようと思う。ブロックチェーンゲームの歴史も2年ほどなのでどれもこの2年内におこった出来事である。
Decentraland
実は土地販売というのはこれまでにもあった。土地販売の老舗は土地をメインとしたdAppsの Decentraland 。このゲームはブロックチェーン上にVR空間を定義してその土地を売買するというものである。
アメリカンなのりのYouTube(笑)
本物の不動産のようにその土地を活用していろいろやってみてというスタンスである。Decentralandは、その土地の活用として各種ゲームとパートナシップを組んでいる。老舗のゲームのイーサエモンもその一つ。
実はこのDecentralandはブロックチェーンのマーケットのOpenSea(最大のマーケット)で常にトップをキープしている。最近は、MCHと入れ替わり立ち代わりという状態であるが、MCHが来るまではダントツの勢いがあった。
参照: OpenSea
DecentralandのGoogleマップみたいに徘徊しながら土地を物色もできるツールも用意されている。
参照: https://market.decentraland.org/0/0
イーサエモン
イーサエモンはブロックチェーンゲームの中でも老舗の部類に入るゲーム。最初はバトルのランキングを争う、ポケモンに似たキャラクターを使ったゲームで、あったが、2018年の夏に土地のセールスが始まった。筆者も土地を、発売時に購入した。
ゲームの新しいモードにアドベンチャーモードが追加された。このモードでは、プレイヤーは、未知の土地に、自分のモンスターを冒険に送り込む。うまくいくとアイテムや珍しいモンスターを手に入れて帰ってくる。
参照: https://www.etheremon.com/
不動産の所有者は、プレイヤーが自分の土地に訪問するごとに報酬が得られる。実は僕のやることはなにもない。リアルな不動産のようにトークンを手に入れることが可能だ。
最近、筆者はイーサエモンのバトルは行なっていないが、土地はしっかりとお金を稼いでくれている。イーサエモン様ありがとう。
Axie
Axieはは今まさに土地販売セール中のゲーム。Axieの土地セールスの詳細はこの記事をみてもらといいだろう。
もともとこのAxieも対戦を行うキャラクター系のゲームである。イーサエモンと同様に3対3のチーム戦を行う。イーサエモンと異なる点としては布陣や指示をおこなうことでキャラクターの属性以外の点で対戦結果を左右できることである。
キャラクターはとても奇妙な形であるがかわいい。お尻に刀さしたキャラを考えた人のセンスが素晴らしい。
土地という概念を追加することにより、遊び方に幅が出そうである。Axieは、海外勢も結構参加している点を筆者は評価している。海外の方が行なっているイベントにも参加したりしている。先日は、優勝してAxieを一匹もらった。
この絵は所有する土地に出現するキメラと戦っている図
キメラを退治すると、宝物を落とすようだ。よく聞くパターン。またキメラとは関係なく、土地から資源が得られるということである。
またサードパーティーがこの土地上で商売ができるようなことも謳っている。どうなるのかは謎であるが、イーサエモンよりも多様性のある土地運用ができそうである。
筆者はAxieの土地も購入をしている。筆者が購入したのは1ETHの土地である。0.05ETHの土地の販売もあるので、自分の投資したい金額に応じて投資できるのも好感がモテる設定である。
土地の運用という遊び方
ブロックチェーンゲームで毎日お宝をゲットするために頑張るのも楽しみ。見つけた時にお宝は数万円の価値がつくこともあるのが最近のブロックチェーンゲームであるので夢がみられる。
一方、リアルな世界の土地売買のように持っていたら資産が増えるのが楽しいという楽しみ方もできるのは魅力的である。
残念ながら絶対儲かるという保証はない世界である。余剰資金で遊んでもらうのがいいだろう。知らない人からのおいしい話は疑ってかかろうというのはリアルでもバーチャルの世界でも同じ。
用心しながら楽しみましょう。この記事を書いていたらブロックチェーンゲーム界の不動産屋さんとか面白そうだなと思ったりしました。お買い得の土地を見つけてお安く転売します(かもw)
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