今日は日本有数のAI会社のPreferred NetworksがブロックチェーンアプリのCrypkoの事業をどうやら引き継いだらしいというビックニュースを聞いて記事を執筆しようと考えた。
【発表】Preferred Networks Creative Projectとして、キャラクター生成プラットフォームCrypkoの技術提供を開始しました!
GAN(Generative Adversarial Network)を利用することでキャラクターの顔画像を自動生成します。https://t.co/OU2qVoyWtDhttps://t.co/FCC1CQTAFt— Preferred Networks JP (@PreferredNetJP) April 3, 2019
Crypkoはブロックチェーン領域のアプリとして2018年にベーター版が登場しAIを活用したキャラクター合成のキャラクター収集ゲームの一つとして一時話題をさらった。
私もCrypkoについては記事にし2018年には多くのアクセスを記事にいただいたので記憶している。下記がその記事である。
まずはブロックチェーン系の方向けにPreferred Networksについて紹介していこう。
Preferred Networksとは
Preferred Networksは日本有数の有望企業で、数少ない日本のユニコーン企業に数えられている。メルカリかPreferred Networksどちらが世界をとるかと言われる地位にある。
事業領域はIoT AI領域であり、トヨタを代表とする名だたる企業が出資をし未上場ながらその存在感と桁違いの技術力において一目置かれる。
最近、日本の古来のメーカーがGoogleなどにエンジニアをどんどん取られていくという話がでているが、Googleの社員が憧れて入る企業がPreferred Networksである。僕も憧れるが、なんとも手がとどきそうにありません。
創業者は天才系の方でありその周りに優秀なエンジニアが集う形の天才集団を形成するあまりにも期待が高い会社の成り立ちを現在進行形で行なっている会社である。
こちらの記事を読んでいただくとその異彩ぶりの一端がわかるかもしれない。
Crypkoとは
一方、アプリ側の話であるが Crypkoは、仮想通貨のdAppsと呼ばれるWEBアプリとして登場した。
僕が認識している時点では中国系の方の名前がプロジェクトチームにリストされていた。今回のPreferred Networksとの関係はわからない。
Crypkoベーター
Crypko ベーターはゲームとしてはカード収集系のゲームに当たる。美少女を所有、また手持ちまたは借用した美少女を合成することにより新たなカードを生み出していくタイプのゲームである。
この2つの合成で
このような自然な女性の顔の生成を可能としている技術だ。この自然な造形の作成能力については初見でそのレベルの高さに感嘆したことを覚えている。
GAN
特筆すべきは合成を行う技術に GANを用いたDeep Larning を用いている点である。GANは、比較的新しいディープラーニングの技術で、今回のような滑らかな画像を生成するのに長けている技術とされている。
一般的なディープラーニングでは、あるものが特定されたデータを読み込んでそこから特徴を抽出して、未知のデータの判別を行う。
GANはその特定されたデータが不足、もしくはない場合にも成立するように2つの対立するAIを用意し、一体が作成したデータを他方が真贋を判定していく。
真贋判定により1体目のAIはさらに自然な結果を出すように出力を調整する。この対立構造により、コンピューター内での質の向上を実現する技術だ。
まとめ
今回のニュース(PRはこちら)では今後Crypkoで培った技術の供与をビジネスとして行なっていくとのことである。特にアニメ、キャラクター系のビジネスにおけるポテンシャルは大きいだろう。
Preferred NetworksのPRを読む限り、仮想通貨の適用については文章内にも残っておりもしかすると日本の有力ユニコーン企業が仮想通貨関連の事業も引き継ぐのかもしれない。
本当にすごい人の集まっている会社です。影響力もあります。今後が楽しみです。
では