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NFTを用いた音楽配信の実証実験 BlockBase と Maltine Records

こんにちは。はるか先生です。
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さて、僕はNFTをずっと見てきました。NFTは仮想通貨の一形態の名前です。Non Fungible Tokenの略で代替が不可能なトークンであり、それぞれに個別の特徴をもたせることができる仮想通貨となります。

実際には仮想通貨のプラットフォーム上で管理が行われており、その流通も見える化された状態で行われます。現在はほぼEthereum上のERC721もしくはその派生トークンのみが実用化された状態です。

これまで、ゲームに用いられることが多かったNFTですが、オオキマキさんのBlockbaseが今回、Maltine Recordと音楽配信をNFTを絡めて行うとのことです。これはしっかりどんなことなのか理解しておきましょう。

NFTを用いた音楽配信実証実験の概要

 

詳細原文

インターネット上で無償配布される予定のmp3音源ファイルに関するレコード製作者の権利(以下、原盤権)の一部(※1)をトークン化しました。
原盤権は一般的にレコード会社が保有しているものですが、今回4つのMP3ファイル1つ1つを原盤としてとらえ、ブロックチェーンで権利関係を明示したトークンとする事で、NFTのマッチングプラットフォーム“bazaaar”での権利移転が可能となりました。
また、著作者の権利の一部である翻案権・演奏権がトークン保有により無条件に許諾されることがトークン内に明記されており、トークン保持者は著作者や管理団体に対してその都度使用許諾を得ることなく、これらの権利を行使することができます。
つまり、トークン保有者はMP3音源のコピー、配布、Remix、カバー演奏がレコード制作者や著作者にその都度許可を得ることなく自由に行えます(※2)。

また今回のトークンの入手には、下記の応募フォームからの抽選への応募が必要となります。
抽選は本企画の趣旨に沿い、BlockBase株式会社、Maltine Records、コバルト爆弾αΩにて行います。

今回、NFTにて流通させるのは原盤権であり、この原盤権を保有することにより、多方面での許諾を得る活動をすることなく、音源のコピー、レコード制作などの活動を自由に行うことができます。

複数の権利者の絡むような作品においてはその使用権の取得を行うのに多大な交渉コストがかかるところをNFTによる流通を可能にすることにより、双方のコストを下げることをおこなったということになります。

NFT化による見込まれる効果

NFT化による効果について考えていこうと思います。

権利関係の交渉が不要

NFTによる権利の流通が可能となり、実際に関係者への交渉が不要になります。マーケットでの売買が可能となるので工数の圧倒的な削減が実現できます

流動性の実現

マーケットに乗せて流通させることが可能になり、流動性を得ることができます。これまで流動性を得ることがとても難しかった者に対して流動性を確保することができます。今回、発行後は、BlockBaseの運営するNFTマーケット Bazaaarでの売買が可能になるとのことです。NFTが721ベースであれば、Bazaaarを介さずともトレードが可能であることになりますので、誰にも縛られない流動性の確保を実現することも可能です。

Bazaaarでは既にゲームキャラクターの売買がスタートしています。どんな感じで取引できるのかはこちらの記事を参照ください

価格の見える化

マーケットにて流通させるということは価格の明確化が行われます。価格の明示化は取引の促進を促しますので良い効果が期待できます。

流通履歴の明確化

個人の特定は保証されませんが、これまでどういった経緯で権利が移行してきたのかが明確になります。全てはブロックチェーンの上に刻まれますのでその経歴は改ざん不可能な情報としてNFTの記録となってきます。

論説

今回の実証実験の参加表明によると、DRMなどの再生機構に対する権利化は時代の要請に対応しているものではないため、今回の音源に対するNFT化は、原盤権と呼ばれる一般の我々は今まで入手できるとは思ってこなかったものに対して行われます。

これまで手に入れられるとはおもってこなかったものに対する権利流通であり熱い一手だと思います。

今後のYouTubeなど個人での発信が増えていく中、個人での作詞作曲したものに対しても、低いコストで権利流通を付与できる手として行うことができると考えられるので、個人化する21世紀にふさわしいのではないでしょうか?

音楽で成功すれば、映像などの他のデジタル化可能なアート作品への適用も容易と考えます。

実証実験への参加も可能

今回は実証実験のため、無償配布されるmp3に対して権利のNFT化が行われます。この権利に関しては、抽選により入手するこが可能です。もし、興味がある方は参加されてみてはいかがでしょうか?

実際の参加方法に関してはfukuharaさんの記事が詳しいですので参照ください。

今日が最高レベル
bazaaar(バザー)が音楽の原盤権をトークン化して配布!応募するためにはイーサリ…
https://www.fukuhara-sencho.com/entry/2019/05/16/171139
こんにちは、fukuhara(@fukuhara_hdylw)です。 NFTマッチングプラットフォームのbazaaar(バザー)からすごい情報が! 🐳プレスリリース🐳Music × NFTの取り組みスタート🤩音楽の原盤権の権利の一部をトークン化し配信します!トークン抽選の応募はbazaaar内特設ページ…

 

まとめ

soundmain(サウンドメイン)ソニーが著作権管理にブロックチェーンシステムを運用開始予定ソニーミュージックエンターテイメントが、音楽制作制作プラットフォーム soundmain(サウンドメイン)に関する情報を発表した。 新...

大手ソニーも著作権関連の管理に対するブロックチェーンの適用の実験を開始しようとしています。この流れは音楽大手も重要視しているエリアだと思っていいでしょう。

BlockBaseはNFTの専門家、MaltineRecordはインターネット音楽のプロフェッショナル。新しい時代の象徴のような2社の実証実験はソニーの実験よりも小回りが効くので、PDCAを高速に回していきそうです。

BlockBaseに関してですが、後発ながらNFTマーケットを立ち上げた理由がわかってきました。他のNFTマーケットとは一線を隠し、自社のプロジェクトの実証の場として、ゲーム以外のNFTの取り扱いが増えていくのでしょう。

たのしみですね