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Bancor Protocolの概要と関連プロジェクト

Bancor Protocolの名前を最近よく目にするようになりました。以前から注目はしていたのですが話も増えてきたので友人たちと勉強会をしました。そのときにJapan AdminをされておられるTaikiさんに参加頂いたおかげでとても理解が深まりました。ぜひTaikiさんフォローしましょう。

@taiki

Bancor ProtocolとBancor Network

Bancor Protocol Network はイスラエル発のプロジェクトで2017年6月にTGE(Token Generation Event)を行ったプロジェクトでBNTの発行を行い約167億円の資金を調達した。

ProjectはBancor Protocolを具現化するためにBancor Networkという形のDappsの運用を行い実際のBancor Protocolのメリットを享受できるようにしている。

Bancor Protocol自体はERC20にもひいいては仮想通貨にも縛られる考えではないが自動的に計算される価格はスマートコントラクトを用いているためスマートコントラクトを活用できるコインのプラットフォームでの運用が主となる。現在はERC20のトークンでの対応となる。

Bancor Protocolについて

Bancor Protocolについては多くのわかりやすいブログや解説が偏在するのでその紹介をしていくがこの記事に来ていただいた方には10秒で概要を説明したいと思う。

一般的な取引所やDEXはどちらもその価格決定の方法は売りたい人と買いたい人のマッチングによって行われる。双方の要求が一致したところではじめて売買が可能となる。

この場合に問題となるのが売りたい人がいない。また買いたい人がいないという問題。売り板、買い板が薄い状態である。こういった問題は取引量の少ないトークンで起こりがちな問題であるがこれに対応するために担保とスマートコントラクトを取り入れたのがBancor Protocol。

図の下側がそれを示している。Bancor Protocolで取引できるトークンの運営主体が担保としてBNTをBancor Networkに預けている。実際に例えばこの図でいうとダイアモンドトークンを必要とされた場合の例をとると

1、スマートコントラクトによりトークンの値が決められる
2、その支払に応じて必要なダイヤモンドトークンを発行し提供

ということを行っている。これはBancor Network独自の構造である。価格の算出の詳細はこの記事を参照してみてください。

対応するトークン

上記の方式はBancor ProtocolによってBNPにリンクした形で発行されたスマートトークンとなるが、Bancorのスマートトークンではないトークンも同様なしくみが一手間加えることで可能となる。その結果Bancor Networkには多くのトークンが存在する。下記はBancor のProject Pageからの抜粋であるがGNOBNTというスマートトークンを間に挟んで実現している。

参照: https://about.bancor.network/protocol/

詳細説明は下記のページが優れているので詳細を知りたい方は下記を参照ください。

取引所との価格差は問題にならないか?

Bancorは独自の価格をスマートコントラクトで実現しているが、他の取引所ではファンダメンタルな人間が介在した形での価格決定が行われている。この価格差についての対応は裁定取引により無くなることを想定してる。つまり価格差を利用して稼ぐ人たちの人力(bot力)によって平準化されるわけ。

Bancor Networkについて

Bancor Procotcolを実装したスマートトークン同志は実は取引所がなくてもトレードが可能である。Bancor Newtorkは実際に取引できるトークンの明示とUIを提供し取引を活発化させている。2018年6月の時点で100を超えるトークンを扱いペア数は5,000を超えている

実際の使い勝手も悪くなくWEBにいってもらうと一覧で取引できるトークンがリストされていて手軽なトレードが可能となっている

Bancorの考えを採用したプロジェクト

Bancorの流動性問題対応の仕組みはとても優れているためかいくつかのプロジェクトではペロッとその考え方を取り入れている。これは良くも悪くもその仕組みが優れている証明なので誇らしいことではないかと思う

Cosplay Token

コスプレイヤーを支援するプロジェクトで各々のコスプレイヤーはトークンを発行できる。その流動性を担保するためにBancor Protocolの仕組みを取り入れている。Bancor Networkと異なりそのコアとなるトークンとしてCOTを発行している

Gaudy

こちらもBancor Protocolの考え方を採用しています。主体トークンとしてGACを発行しています。こちらのプロジェクトはプロダクト(広い意味で)のファンとその活動を支える仕組みを提供しようとしているプロジェクトです。

このBancor Protocolの話を含めてSho Tさんの記事がわかりやすいかと

volvox

こちらはDAO(分散型組織)を運営するためのプラットフォーム。こちらもVSTトークンをコアとしてBancorと同じ仕組みを利用しています。こちらもSho Tさんに教えていただいたプロジェクトです。下記の説明がわかりやすいかと。こちらのvolvoxはクラウドワークスの関連会社とのこと。興味深いですね。

SUZURI

GMOペパポさんのサービスSUZURIでは仮想通貨のトークンは使っていませんが、Bancorの考え方と取り入れた形でのサービスを行っています。開発者の方はBancorに明るい方で最終的に仮想通貨のトークンを使用しなかったという顛末はあるみたいです。

 

と私の見えるところでも多くのプロジェクトがBancorの考え方を採用しています。BancorNetwork自体はメインネットでのトークンの流動性を支えるものであり競合はしないでしょう。

今後の展望

昨年の6月とETHが高騰前に160億円規模の資金調達を行っており現時点のETHの弱り具合にはあまりこまらず資金的には余裕があるプロジェクトではないかと思っている。

勉強会のときに質問をさせていただいたが今後のクロスチェーン対応についても期待をしている。下記のようなニュースとら2019年にはクロスチェーン対応のRoadmapの線表があり期待したい。

参考文献

Bancor Protocol – Qiita @tring

トークの流動性とBancor @taiki

Bancor Protocol Netoworkプロジェクト公式サイト

Bancor Protocol はトークンエコノミーを支える大発明となるか?

Bancor公式ブログ