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Amazonとブロックチェーン(仮想通貨)の切れない関係

今年になりアマゾンの時価総額が世界最高になったりそれに連動してジェフ・ベゾスが世界一のお金持ちになったりと相変わらず世界最強を誇る会社です。IT系の人にはとても当たり前になりつつありますが、実はアマゾンは世界最高峰のITのサービスも売っていたりします。

その規模は専業のGoogleやMicrosoftをも凌駕するレベルで小売世界一がITでも世界一。なんでも1番をとってしまうんですね。

さてこのブログはブロックチェーン(仮想通貨)を扱うブログです。アマゾンのブロックチェーンの関わりはいったいどうなっているでしょうか?今日はそんな話題をしていきましょう。

まずは、簡単に企業としてのアマゾンについてお話を始めていきます。

 

企業としてのアマゾン

アマゾンは多くの人にとっては世界最大のオンラインショップとしての認識が大きいと思います。年間約18兆円の売り上げを誇ります。リアル店舗は強く世界最大の小売企業はアメリカのウォールマート。ウォールマートは50兆円以上の売り上げを誇ります。

ちなみにIT系の競合のアップルの売り上げは約23兆円、そして我らが日本のトヨタ自動車28兆円の売り上げ規模を誇ります。これは少しうれしいですね。

つまりアマゾンにはまだまだ成長余地があるというわけです。その証拠に株価をベースとした時価総額は順位は転々と変わりますが、アマゾンの順位は、1位から3位をうろうろしています。マイクロソフトやアップルと入れ替わりながら順位をわけあっています。

アマゾンの売り上げの大半は北米のビジネスで60%、海外が30%、そしてIT系のサービスで10%の売り上げを叩き出しています。思ったよりも海外展開の割合が少ないですね。中国などの大型市場からは締め出されているのも大きいと思います。小売の国家間の壁はなかなか大きいものだと感じています。

大きな数字をいっぱい出しましたがIT系の売り上げはおおよそ1.8兆円の規模となります。IT系とブロックチェーンは切っても切り離せません。だってブロックチェーンが存在できるのはコンピューターとネットワークがあるからです。ということでそのエリアを見ていきましょう。

アマゾンのIT部門(AWS)

アマゾンのIT系のサービスの名前は AWSといいます。Amazon Web Serviceの略です。わかりやすい直接的な名前ですね。でこのサービスはみなさんも聞いたことがあると思いますが、クラウドサービスと言います。

クラウドサービスとは、企業、個人といったユーザーが、ネットの先にあるディスクやコンピュータを使えるサービスです。自分では大容量、高性能なコンピュータを持たなくて良いということでここ最近クラウド化がどんどん進んでいます。

そのクラウドサービス事業でアマゾンはなんと最大のマーケットシェアを持っています。約33%と世界の3分の1です。2位はマイクロソフトで約10%、そして3位はIBMで約8%。圧倒的な差をつけて君臨しているわけです

クラウドサービスというのはすでに新しい時代に進んでいて、ただサーバーを貸します。使ってくださいではなくて、サービスとして使えるようにして提供されます。企業やユーザーは、ほしい機能を選んで設定するだけですぐいろいろなサービスを使えるようになるわけです。また、サービスレベルをあげたい、容量を増やしたいという要望も、設定をするだけで行えるので今までの企業のITがサーバーを追加するために、ハードを吟味し、見積もりをとって発注をして、設置して、設定をする。このステップが極端にいえばなくなったといっていいでしょう。

細分化されたサービスは下記の図のようにアマゾンのサイトにまとめられていました。アイコン一つがあるサービスを示しています。実際にはこのブロックを組み合わせて、自社のサービスを構築するのです。

参照:アマゾン AWS紹介ページ(https://aws.amazon.com/jp/aws-ten-reasons/)

AWSのブロックチェーンソリューション

これまでも上記で示したAWSのサービスを組み合わせてブロックチェーンを構築しましょうという提案と実際の採用事例も多くあったようです。この記事を書く気になったきっかけとなったのは、2018年11月28日のアマゾンのイベントre:Invent 2018での新しいブロックチェーンサービスの発表です。

Amazon Managed Blockchain

このサービスはブロックチェーンの開始と運用を込みで行うサービスとなっています。運用自体もコンピュータを貸すだけではなく、ブロックチェーンの運用としてのパフォーマンスをチェックしながら運用ができるようになっています。
運用してもらえるブロックチェーンは、現時点ではHyperledger Fabricのみとなっていますが、Ethereumも後日リリースするとのことです。Hyperledgerは主に企業向けを狙ったように開発されているオープンソースのブロックチェーンです。以前記事を作成したので、よかったらこちらも参照ください。
そして気になるお値段ですが、あくまでも運用ケースの例としてアマゾンが作成した例で1時間あたり2ドルとなっていました。こちらは500MBのストレージを例としています。

ユニークな機能

新たなメンバーを承認するための投票機能といったものも考えられています。この辺りはあまりAWSぽくなく、仮想通貨の世界の思想を受けて考えた機能のように見受けられます。パブリックな用途についても使えるようにということでしょうか。

トランザクションなどの状況により自動的に機能の拡張を行えるような仕掛けもつけられます。このあたりの機能はまさにAWSといったところでしょう。


プレビュー

現在このフルマネージドサービスはプレビューとして無料でお試しができるようです。企業で導入検討されている方はAWSのブロックチェーンサービスをためしてみてはいかがでしょうか?

Amazon Managed Blockchain

 

先日のイベントではプレビュー参加企業の名前が上がっていました。Guardian, CHANGE, Workdoy, DTCC, GE Aviation, Liberty Mutual, PHILIPS, Verizon.

知らない会社も多いけどPHILIPSやVerizonはそれぞれヨーロッパ、アメリカの超大手企業ですね。

競合企業

ブロックチェーンをクラウドでというサービスは実はマイクロソフト、IBMも積極的に行なっています。

マイクロソフトはAzure上にBlockchain Workbenchとして容易な構築環境を提供しています。モニタリングツールなどの言及はないのでカスタムメニューなのかもしれません。運用については通常のクラウドサービスとしての運用ツールの言及があるに止まります

IBMも同様にブロックチェーンサービスを展開しています。またモニタリングソリューションも提供しているようです。

まだ準備が終わってないとはいえ、コンサルティングなしでAWSのツールを使ってブロックチェーンを始められるのは、ブロックチェーンを手軽に始めるにはいい手かもしれません。

ある程度の資金があり、マイクロソフトやIBMにサポートをお願いすればもちろん開発、運用はできるでしょう。

まとめ

AWSでは、すでに用意された機能を使えるようにして、格段の手軽さを提供していく姿勢がみれる。多くの企業がAWSにてシステムを運用しておりその拡張としてブロックチェーンを採用できるのはきっとIT担当者にとってはとてもハードルがひくいことではないだろうか。

コンサルティングスタイルのマイクロソフトやIBMはどう戦っていくのでしょうか。楽しみです。

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